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【移住体験記】淡路市で暮らし始めた感想

長谷川さんの過去のコラムはこちら
【移住体験記】淡路島移住を決めた理由
【移住体験紀】淡路島への引っ越し

 

引っ越し前は神奈川県横浜市に住んでいましたが、兵庫県淡路市で暮らし始めて私なりの感想を書いてみたいと思います。

【想定通りのこと】

◇どこへ行っても景色が綺麗です。

淡路島では基本的に車での移動となりますが、高い建物がほとんどなく空が開けていて、車で移動していると、綺麗な景色を眺められます。
ほぼいつも、山と海と両方の美しい景色を眺められるのは、淡路島特有だと思います。
淡路島で暮らしているにもかかわらず、お買い物に行くために車を運転していると、観光目的でドライブしているような感覚となり、なんだか遊びに来たみたいでワクワク楽しくなります。
その代わり夜になると、周辺の景色は真っ暗になります。

移住体験記自宅窓からの眺め
(自宅窓からの眺めです)

◇食べ物がとても美味しいです。

関西の味付は基本的に美味しくてあまり外れたことがありません。
特に淡路島は素材が新鮮で質が良いため、食事がさらに美味しく頂けます。
また産直に行くと、季節により旬のものが移り変わっていく様がより良くわかりますし、
初めて見る野菜や果物などが色々あり、ワクワクしていつ行っても飽きないです。

移住体験記淡路島の野菜や果物

◇人混みもなく、車の渋滞もなく、ストレスもないです。

淡路島は車社会のため、どうしても時間の誤差が出てしまいますが、それを踏まえても、淡路島時間はもの凄く緩い感じがします。
ノンビリゆる~く生きていきたい人には最適だと思います。
地元の一見愛想がないように見えるオジサンでも、素朴で、とても優しいです。
お店にお買い物に行ったにもかかわらず、「これ持って帰り~!」とお土産を頂いたり、ホントに皆さん人柄が温かいと思います。

信号も車の数も都会と比べると少ないため、あまり渋滞にならずストレスが少ないです。
何よりも一番良いのは、人が少なく人混みがないため、余分なノイズが少ないことですね。
体にも精神的にも、とてもよいです。

移住体験記風景の写真

【想定以上に良かったこと】

◇思ったより便利です。

お買い物をする時は、八百屋さん、お魚屋さん、お肉屋さんと、あちこち移動して買わないといけなくて大変かなと思っていたのですが、何でも売っている大きなお店がいくつかあり、1ヶ所で買い物がすませるので、思っていた以上に便利です。
ちょっとしたお洒落なものやブランド品など淡路島で売っていないものは、車や高速バスで1時間かからずに神戸へ出ることが出来るため、そんなに不便さは感じていません。
高速バスが思っていた以上にたくさん走っており、淡路島に住みながら神戸へ通勤、通学されている方もいらっしゃるようです。
淡路島の高速バスは、横浜だとJR東海道線みたいな感覚ですね。
淡路島も島ですが、明石海峡大橋で繋がっているため陸続きの感覚です。
通販も普通に翌日に届きますので、とても便利です。

見かけたらラッキーな不定期運行の金ピカ淡路市営バス
(見かけたらラッキーな不定期運行の金ピカ市営バス)

◇専門店的なマニアックなお店が沢山あります。

お魚屋さんがやっているお寿司屋さん、いちご農家さんがやっているスイーツのお店、健康食やオーガニックにこだわったレストランなどなど、素材からこだわったお店が、沢山ある感じがします。
淡路島は食材が豊富で新鮮なため、専門店を出しやすいのかもしれませんね。
まだまだ行けていないお店も沢山あり、これからも食べ歩き、開拓が楽しみです。

淡路島のお寿司屋さん

【想定とは違っていたこと】

◇思っていたより、寒いです。

引っ越す前から横浜の気温と淡路島の気温を見比べており、淡路島の方が気温が低いことは認識していましたが、実際に暮らしてみるとやはり寒いです。
周りが海に囲まれた島で、障害物となるものが少なく、風が抜けるからなのでしょうか。
風が強いため雲の動きも早く、天気が変わりやすい気がします。
暮らし始めてから神戸市と淡路市の気温を見比べてみると、いつも淡路市の方が3~4度低い感じで、さらに風があるため、体感温度はより低く感じるのかもしれません。

移住体験記風景の写真

◇光熱費は少し高めになるかも。

電気は関西電力で通常通りですが、ガスはプロパンガスが多く、都市ガスと比べたら少し高くなります。
淡路島には溜池は多いですのですが、大きな川も少なく水源が少なめなようです。
そのためか、水は本州からも明石海峡大橋を経由して供給されており、水道代は高めです。

移住体験記風景の写真

◇平日と休日の差が激しいです。

淡路島は関西のリゾート地となりつつあり、休日は本州側から多くの方が来られるため、平日と休日の混み具合の差が激しいです。
ゴールデンウィークや夏休みなどの長期連休だと、道路も混雑することがあります。
お店も金土日曜しか開いていなかったり、営業時間が昼と夜の一部だけと短かったりします。
いつ営業しているのか、事前確認が必要なことが多いですね。
さらに、大きさが狭く小さいお店が多いため、可能であれば予約した方がよいと思います。

明石海峡大橋

淡路島にいると、普段何気なく見える景色が素晴らしく、食べ物も美味しいし(食いしん坊の私はとても大事です)、ただ普通に暮らしているだけでもリゾートに来た感覚になり満たされた感じがします。
淡路島で暮らし始めてからは、対岸の神戸や明石の密集した町並みを眺めると、島から出たくなくなりますね。
物があふれる贅沢から、物が無い自然があふれる贅沢へという感じでしょうか。
細かく見ていくとキリがないですが、
結論として、淡路島へ移住して良かった!と、夫婦共々思っています。

この記事を書いた人
長谷川勉(トム)、裕子(ゆうこりん)

老後は自然豊かな美しい景色を眺めながら、食べ物が美味しいところで暮らそうと決めていて、最終的に淡路島に決定し、2021年4月に横浜から淡路市へ移住しました。

京都生まれ、神奈川育ち、旅行好きで食いしん坊のトムは、長年コンピューターSE(システムエンジニア)をしていました。現在は宿命鑑定士として、個人セッションをしています。

北海道生まれ、絵を描くことが好きなゆうこりんと、夫婦で「トムトムゆうこりん tomtomyukorin」として活動中。淡路島の生活を楽しんでいる様子をInstagramに日々投稿しています。

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