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【働き方暮らし方】わたしがフォトグラファーになったわけ

わたしにとって仕事とは、
「しなければならないもの」
それがわたしの当たり前でした。

その当たり前がひっくり返ったのは、今から4年前のこと。当時娘が通っていた森のようちえんのつながりで知り合った友人たち。

淡路島の森のようちえん まんまる 5周年
森のようちえん まんまる 5周年のときの写真。

 

「仕事が楽しい♪」そう話す彼女たちに、
「えっ!それってどういうこと?」
心の中で、ものすごく衝撃を受けたのでした。

「仕事が楽しい」なんてことは、ドラマや映画の世界の、どこか遠い違う世界の出来事くらいに思ってたわたし。それまでのわたしには全くない概念。

そこから改めて見つめ直してみた。
「この仕事は楽しいのか?」

その観点から見たことがなかったから。
仕事全体として、
作業一つ一つに対して。

「わたしは何をしているとき楽しいのか?」
「わたしは何がしたいのか?」
「そもそもわたしは今何を感じているのか?」

仕事以外にも日常のあらゆる場面で。

でも長年気持ちにフタをすることに慣れすぎていて、気が付いたときに自分に問いかけてみるものの、答えはすぐに返って来ず、

色んな興味ある場に出かけてみたり、気になる人に会いに行ってみたり、楽しみながら模索する日々。

そうしていく中で、
少しずつ世界は広がっていき、
こんなに色んな人がいて、こんなにたくさんの生き方があると、それはドラマの中だけじゃなくて、リアルに存在すると、出会うことで知っていき、

固く固く閉じられていた気持ちのフタも、少しずつ緩んできた頃に、

一眼レフカメラと出会ったのでした。

カメラを習ってみようと思った一番の大きな理由は、「カメラは自分の好きなものにしかシャッターが切れない。写真を撮るということは自分の好きなものを集めて好きなものに囲まれるということだよ」と聞いたから。

「わたしの好きって何だろう?」と模索するわたしピッタリのツールだ!と思って始めた一眼レフカメラ。

始めてみると、ただただ楽しくて楽しくて。
見えてる世界が写真の中にもそのまま現れる。なんと美しい世界。
毎日毎日写真を撮り、出かけても写真を撮り、撮った相手にも写真を送りつける笑

そんな日々の中で、ただ楽しくて写真撮る→喜んでもらえる→さらにわたしうれしい→また写真撮る、という喜びの循環が生まれてるなと気付いたのでした。

「もしかしてこれを仕事にしたら、喜びの循環の上に仕事が成り立つのでは?」
そう思って、以前からの仕事はそのままに、フォトグラファーも仕事の一つとして始めてみることにしました。

やるリスクは何もない。だってそれは仕事じゃなくても勝手にやってることだから。

フォトグラファーとしての仕事は、全てが順調というわけでもありませんが、やはりただただ楽しく、わたしの見える光を写真というカタチで伝えています。

流れの中で、19年続けてた仕事は昨年手放すことになり、今年からフォトグラファー以外にも、もう一つ新たなことを仕事として始めました。これもただただ楽しくやってたら仕事として始めることに。

当たり前の枠に気づいたとき、
世界は変わり始めて、
自分に問いかけ続けたことで、
世界は大きく広がりました。

ただ在る中にある光を見つけ出すこと、
本来の自分を思い出すこと、

写真を通して、
ほかにも色んなことを通して、

これまでもこれからも、
見つめ続けていきます。

「答えはすべて自分の中に」

この記事を書いた人
はたみちこ(しま photo)

山口県生まれ。結婚を機に淡路島へ移住。 20代の頃から写真を撮るのが好きで、子どもが生まれたのを機に、子どもや親子の写真をたくさん撮るようになる。
2019年からしま photoとして活動開始。淡路島内外での屋外撮影、ご自宅にお伺いして家族の日常を撮影、プロフィール写真、特別な日の写真など、ご希望に沿ったオーダーメイドの出張撮影をしています。
シンプルなものが好き。 人の中にある光を、たくさん撮っていきたいと思っています。