2025.7.26 暮らし
島くらし淡路にて語学交換会を開催しました。7月7日は七夕だったので、七夕の行事食である素麺をみんなで食べる会も一緒に開きました。
9名の皆さんにご参加いただき、机を囲んで素麺を食べました。大人数での食事ということで、今回は高知県の伝統的な食文化である「皿鉢料理」という様式で素麵を盛り付けしました。高知県では客を招いて宴会を催すことを「おきゃく」と呼び、今も「おきゃく」文化が根づいているそうです。「おきゃく」で振る舞われる料理を「皿鉢料理」と呼び、「皿鉢料理」は一皿三人前ほどのボリュームでつくられます。
今回は「皿鉢料理」で素麺を振舞いました。素麺を茹で、麺を一口分ずつくるっと巻いていきます。その上に錦糸卵や椎茸の甘煮、たっぷりの薬味をのせたら「ちらし素麺」の完成です。
沢山の薬味を用意し、各々好みのスタイルで素麺を食べました。英語で薬味は「topping」という位置づけになるそうです。一人ではなかなか用意することの無い薬味の量にとてもわくわくしました。淡路島での七夕ということで、淡路島で作られている「わかめ素麺」も一緒に茹でました。緑と白の色合いがとても涼しげで夏らしさを感じました。
素麺をゆでている間に日本語と英語で語学交換会をしたり、七夕の飾りを作ったりしました。個性豊かな飾りが沢山生まれ、とても素敵な笹が完成しました。
日本語と英語を使ってお願い事を書きました。七夕の願い事を書くときに、日本語では「~ように」という文末で書くこと、英語では「I wish~」で始めることを共有しました。私自身英語はあまり得意ではないのですが、皆さんが優しく教えてくださったのでとても楽しい時間を過ごすことができました。
私が季節の行事をちゃんと楽しんだのは小学生の頃が最後です。毎年7月7日になると「七夕だな。」とは思うものの、それ以上のことはなく過ごしてきました。
今回イベントに参加させていただき、十数年ぶりに七夕を楽しむことができました。
7月7日にしか使わない言葉が飛び交う空間、大勢で机を囲み会話を楽しむ時間、全部を含めて「行事を楽しむ」ということだと気付かされました。