島くらし淡路

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田主の皆さまと水路清掃を行いました

先日、島くらし淡路がお世話になっている地域の田主(たず)の皆さまと一緒に、水路清掃を行いました。

田主とは、淡路島独特の呼び方で「水利組合」のこと。
稲作に欠かせない“水”を管理し、守り続けている組織です。

島くらし淡路ではこれまでも、米作りの継承を目的に、田主の皆さんとともに水路清掃や田植え、草刈り、稲刈りなどを経験させていただいてきました。

▼これまでの活動
釜炊き新米をいただき、米作りの未来を語る交流会
生穂での稲刈り・落穂ひろい
生穂 美濃井手の井手堀り見学

米作りについて知らなかった私たちにとって、こうした機会は毎回が学びの連続です。

森へ続く900メートルの水路清掃

今回作業したのは、森の中へと続く約900メートルの水路。

集合は朝8時。
澄んだ空気のなかで始まる作業はとても清々しく、森の中がとても心地よく感じられました。

まずは水路を覆っている枯れ葉を取り除き、道の外へ運び出します。
その下には泥が堆積しています。
ジョレンやスコップで底の泥をさらい、道に積み上げてなじませていきます。
見た目以上に重労働で、体力のいる作業でした。

地元の皆さんの手際の良さはさすがの一言。
一方で、移住者の参加者は、泥や枯れ葉の置き場、作業の手順に最初は戸惑いながらも、教えてもらい、見よう見まねで少しずつコツを掴んでいきました。

泥をすくい、落ち葉を取り除き、少しずつ整えられていく水の道。
そして、きれいになった水路に水が流れ出した瞬間——

水が通っていく様子に、何とも言えない達成感が込み上げました。

土から生まれる、新しい広がり

今回の作業には、米作りに関わってきた陶芸家の方も参加してくれました。

作業をしながら、陶芸に適した土があるかどうかもチェック。
何カ所か泥をさらい、質感や状態を見比べるなかで、とても良さそうな土が見つかりました。

以前は、もみ殻を使ったお茶碗を制作してくれましたが、
今後はこの土地の土も使い、新たなお茶碗づくりに挑戦するそうです。

水路の泥が、暮らしの器へと姿を変える。
そんな循環もまた、この活動の魅力のひとつだと感じました。

水路からはじまる、米作りと人のつながり

これまでは年配の田主の皆さま約10名で、朝から夕方までかけて行っていた作業だと伺っています。

今回は島くらし淡路のスタッフに加え、これまでのイベント参加者約11名が参加。
「2、3人来てくれたら助かる」というお話でしたが、予想を超える人数が集まりました。

その結果、作業はなんと午前中のうちに終了しました。

水路は、田んぼと暮らしを支える基盤です。
目立つ作業ではありませんが、この積み重ねが一年の米作りを支えているのだと実感しました。

田主の皆さまと移住者、そしてさまざまな世代が楽しく話しながらも汗を流す時間は、単なる作業ではなく、「顔の見える関係」が深まる時間でもありました。

島くらし淡路のイベントに参加してくださった方々が、継続して地域活動に関わってくれていることも、とてもありがたく感じています。

ここで生まれた繋がりを大切に、これからも活動を続けていきたいと思います。

この記事を書いた人
高木恵美

神奈川県横浜市生まれ。2010年、結婚を機に香川へ移住し、フリーランスでウェブ企画・ディレクションを始める。2011年、自主保育サークルに出会い、運営しながら子どもたちと自然の中で過ごす豊かさを体感。2015年より淡路島に移住し「森のようちえんまんまる」を友人と始める。2019年よりGLASS ONION学習塾の数学講師。教育と環境に関わるお仕事作りに奮闘中!

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