島を住処に決めた先輩たち vol.2

移住した人のインタビュー第1号は美容室「coda暮らしを楽しむ美容室」の早田さん・西さんご夫婦です。

 

インタビュアーは、移住相談担当の地域おこし協力隊・野田です。

私はずっと坊主頭で長らく美容室に行っていないので、きちんと大事な点をお伝えできるか心配ですが、

よろしくお願いします。

私自身も淡路島に移住し、農業での起業真っ最中。

業界は異なりますが「淡路島での起業」という観点で興味津々でインタビューさせて頂きました。

 

淡路島で起業したい、という方の移住相談もたまにありますので、移住・起業希望の方にお伝えできればと思います。

 

 

  • 簡単なご紹介

お二人は淡路島ご出身。

大阪で美容師として活躍された後、淡路島に戻られ、美容室「coda」を開業されました。

お客さんと生涯長くお付き合いしていくためには、30代のうちに自分たちのお店を開きたい、

地元の淡路島でそれができれば、と20代の頃から考えられていたとのこと。

30代になりお子さんが産まれたこともあり、本格的に準備にとりかかられました。

場所探し・資金計画・各種申請・美容室の建設と、様々なハードルを乗り越えて2017年に開業されました。

山あり谷ありの道のりを伺ったのですが、文章にするとさらっと書けてしまうのが怖いところです…。

 

  • 都会とは異なる島での起業?

インタビュー前にインターネットで下調べをしていると印象的でした。

というのも、掲載されているウェブメディアは、codaさんご自身のホームページ・instagramと、

いくつかお店を紹介したものくらい。

都会の多くの美容室は、時にはクーポンなども付いている大手メディアに掲載し、初めてのお客さんは

それを見てから美容室を決めるという人も多いのではないでしょうか。

どのようにお客さんに美容室のことを知ってもらっているのかお聞きしてみました。

 

美容室としてのいわゆる商圏内には、十分な人口があるとは言えない中、手探りで開業した面もあったそうです。

でも、お店を建設途中から、いったい何ができるのか気に掛けてくれていた方も多く、建設の過程が周知の

手段になっていた面もあるようです。

今でも「ここはなんのお店ですか?」と聞きに来られる方もいらっしゃるそう。

お店の佇まいといい、本当に控えめに設置されたお店の看板といい、存在自体が美容室のコンセプトを表現していて、
アンテナを張っている人に届くのですね。

一度お客さんがいらっしゃると、あとは口コミの力がすごいそう。

「淡路島は口コミがすごい」とよく聞くのを実感しました。

 

また、大阪から車を走らせ、明石海峡大橋を渡って髪を切りにいらっしゃる方も多いそうです。

1時間ちょっとのドライブで喧騒を離れて淡路島にいらっしゃって、素敵な空間で髪を切ってもらえると、

リゾート気分でリラックスできそう。

淡路島という立地に加え、お二人の美容師としての実力・信頼のなせる技ですね。

 

  • 世界観

デザインやインテリアなどには疎い筆者ですが、お店に入ると別世界が広がっていて、

それも張りぼてでない本物の感じ!

(筆者の感受性とボキャブラリーが貧困で本当に申し訳ないです)

 

あとは店内の写真で感じて下さい。

キッズスペースが秘密基地ぽくなっていたり、インタビューさせてもらったフリースペースは

ゆったりとした空間で様々なジャンルの本が置かれていました。

(長野でワイナリーを営むエッセイスト玉村豊男さんがワイナリーの日々を描かれた本が、

食いしん坊の私の目に留まりました。)

 

可愛らしい手作り雑貨も買うことができます。

西さんは淡路島の高校を卒業後、大阪の大学で「芸術計画」を専攻・卒業された後、美容を学ばれたそうです。

芸術計画という言葉を私は初めて聞いたのですが、後で調べてみたところ、人が元気になれる想像的な場を

生み出すこととのこと。

美容室の素敵な空間には、西さんのこだわりや世界観が詰まっているんだなと実感しました。

この場所で、髪を切るのはもちろん、本・音楽・ものづくりなどに触れ、沢山のアイデアが生まれ、

人と人が繋がる場所になればとの想いをお話ししてくれました。

 

  • 突破力

素敵なお店も、完成まではご苦労の連続だったそうです。

場所を探すために幾度も不動産屋さんを回り、起業助成金の細かな書類を書き、設計段階では予算内で

理想のものにするために勉強を重ね…

何度も諦めかけたが「やるしかない!」というお二人の強い気持ちで何とか一つずつクリアして下さったとのことです。

また、予算内で理想のものを作るために、行政関連の書類はなるべく自分達で書いて提出し、施工についても自分で勉強して業者さんと交渉したり出来る部分はご自身でやられたとのことでした。

早田さんが、バイブルとしていた本も紹介して下さいました。

建設途中は自分で工具を持ったり、また長靴を履いて知人の玉ねぎ栽培の作業を手伝ったりと、

「職業が変わりかけた」そうです。笑

早田さんの柔軟性と、絶対に諦めないぞという力強さが表れているエピソードですね。

早田さんは高齢者施設などでの訪問美容も、当初から積極的に行われています。

 

  • 最後に

素敵なお二人のお人柄のおかげで、インタビューはあっという間。

(何よりもお二人のキャラクターが美容室そのものです!)

楽しくインタビューさせて頂きました。

起業という観点で、島ならでは・地方ならではの話もありました。

でも印象的だったのは、事業にかけるお二人の強い想いと実現力、そしてそれを支える技術の蓄積や磨かれた

理想のお店像だったような気がします。

最近は国の政策を受けて地方起業ブームみたいなところもありますが、これらは地方でも都会でも、

起業をするために共通して必要なことですね。

起業準備中の自分も頑張らねば、と奮起させられた1時間半でした。

 

基本データ

coda 暮らしを楽しむ美容室

住所 淡路市中田4182-1(津名一宮IC下車 「たこせんべいの里」斜め上)

電話番号 0799-62-0381

ウェブサイト http://www.codahair.info/

営業時間 9:00 ~ 18:30(火水木土日) 9:00 ~ 19:00(金)毎週月曜日定休

 

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