
2025.9.20 暮らし
生穂 美濃井出田主に携わっている兼業農家さんから
「稲刈りをするよ~」と連絡をいただき、田んぼへお邪魔しました。
先週の週末は台風一過の淡路島。
稲は少し倒れていたけれど、大きな被害はなく安心しました。
 
 
伺った時には、すでにコンバインが稲を刈り取りを始めていて、刈り取った稲穂は、コンバインの中で粒状になり、軽トラックへと積まれていく様子を眺めていました。
 
 
ふと目をやると、畦に置かれたバケツ。
中には短い稲穂が入っていました。
「これは何ですか?」と尋ねると、「落穂ひろい」だと教えてもらいました。

コンバインの作業でどうしてもこぼれてしまうお米を、一粒も無駄にしないように拾い集める。
それは田んぼでの大切な仕事のひとつ。
幼いころから「お茶碗にご飯を残してはいけない」と言われてきたことを思い出し、
「今、私ができることは、この落穂を拾うことだな」と思いました。
 
 
カエルやバッタが跳ね、トンボやツバメ、トンビまで飛び交う田んぼ。
(実は、カエルと鳥が苦手な私です…)
自然の営みの中で、ただ無心に落穂を拾う時間を過ごしました。
一粒一粒のお米が食卓に届くまでに、こんなにも手間と営みがある。
あらためて「お米の大切さ」を心に刻んだ一日でした。