2025.5.13
NEWS&EVENT レポート
生穂地区にある美濃井手の水路の泥上げ掃除の見学に行ってきました。
井手堀りとは田植えの際に必要なお水を山や川から農地に引くために掘られた水路を掃除することです。稲刈りが終わったあと、草が生えてしまった川の草を刈り水路に流れるようにしたり、水路に溜まった土を上げて掃除をされていました。
まずは川の草刈りからスタートします。
その後は水が流れるように土を掘り起こします。
水が水路に流れるように木でせき止め、水を川から用水路へ導きます。
用水路になる溝に溜まった土を取り除きます。(約900メートル)
<井手堀り前> <井手堀り後>
私たちも少し、川に溜まった土を移動させる手伝いをさせてもらいましたが、とても重労働!!
米作りは田植えからではなくて、重労働の井手堀りから始まっています。米作りに携わったことがなかったので、こんな大変な作業をされているとは知りませんでした。
しかも作業をされている方はほとんどが70歳以上の元気な方々!とても力持ちですし、知識も豊富。
でも皆さんの口から出る言葉は「あと5年続けられるかな…」
確かにこの重労働は本当に大変な作業です。この作業がないと私たちはお米を食べることができません。当たり前にいただくお米の裏ではこんな作業があること、井手堀りの手法をしっかり若い人達が承継していく必要があると思いました。
今回、役に立つ作業はできませんでしたが、まずは米作りの現場を知ることから…井手堀りも農作業も全てプロの技。素人にできるところは少ないかもしれませんが、水路の清掃や草刈り、田植えや稲刈り等をできるところからお手伝いしていければと思いました。そしてお米を大切にいただきたいと改めて感じました。
米作りや井手堀りに興味がある方は是非、一緒にしましょう。島くらし淡路までご連絡をお待ちしております。